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2015年10月10日土曜日

ppi

【ピーピーアイ】「ppi」はビットマップ画像のピクセル密度、すなわち画像の画質をあらわす「解像度」を示す単位です。「pixcel per inch」を略した言葉で、「1インチの幅にどのくらいのピクセルがあるか」を意味していて、「72ppi」「350ppi」という風に表記します。

ppiの数値が大きいほど「ピクセル密度が高い」ということになります。密度が高いということは「その画像が持っているピクセルの点が多い」ということですから、ppiの値が大きければ大きいほど画質が良くなるということになるのです。
反対に、ppiの値が小さければ画質は低くなります。

ただし、ビットマップ画像の画質は、画像の寸法とピクセル密度が密接に関わっているため、単純にppiの数値だけを見ていては、画質についての適切な判断はできません。

例えば、最近のデジタルカメラで撮影すると画像の寸法が非常に大きくなります。仮に「72ppi」の画像があったとして、その画像の長辺が1メートル以上だったとしたら、「ppiの値が小さいから画質が低い」とは一概に言えなくなります。
逆に、いくらppiの値が大きくても画像の寸法が小さければ、誌面にレイアウトする時に必要十分な画質に至らないこともあります。

一般的に十分な品質の解像度を得られるppiの目安は、webサイト用であれば、掲載サイズで「72ppi」紙媒体の場合「350〜400ppi」程度の画像が良いとされています。
このように、実際に掲載する寸法で必要十分なピクセル密度の画像を準備するのが理想的ですから、その辺りを考慮しながらデザイン・レイアウトを行うと良いでしょう。